2015年のW杯で大活躍した五郎丸歩選手ですが、2019年のW杯代表メンバーには選ばれていません。
「あれ、五郎丸は現在何してるの?」「なんで代表落ちしたんだろう?」と気になった方も多いのではないでしょうか。
実は五郎丸歩選手は、2015年のW杯終了後に代表引退を宣言しています。
代表落ちしたのではなく、本人の意向で日本代表から退いていたのです。
五郎丸歩選手の現在についてまとめました。
五郎丸歩の現在は?

- 名前:五郎丸歩
- 生年月日:1986年3月1日
- ポジション:FB
- 所属:ヤマハ発動機
五郎丸歩選手は2019年で33歳になっていますが、現在も現役選手として活動中です。
実は、2015年のW杯の翌年には、フランスの1部リーグチーム・RCトゥーロンに移籍をしました。
ところが、肩の脱臼のリハビリや言葉の壁もあり、なかなかレギュラーに選ばれず出場機会は少ししかありませんでした。公式戦35試合中5試合に出場し、0得点に終わっています。
チームが契約延長を望まなかかっため、五郎丸選手のフランスリーグでの挑戦は1年で終わったのです。
ブジェラル会長は現地メディアに対して「彼を獲得したものの活躍していないので、期待していたアジアや日本のスポンサーは一つも獲得できなかったと」と落胆し、最近も別のメディアに「彼の試合数を見れば、獲得が失敗だったことは明白だ。コーチたちは彼を信頼していなかったし、彼自身も徐々に自信を失っていった。残念だ。このチャレンジは、特に言語の壁が大きく影響した。とても大きなハードルだったのだろう」とコメントしている。
出典:VICTORY
たとえ日本で大活躍していても海外では通用しない・・というのはサッカーでも野球でもよくありますよね。厳しい世界です。
2017年に日本に戻ってきた五郎丸選手は、再び古巣のヤマハ発動機に復帰しました。
2008年〜2016年:ヤマハ発動機
2016年:RCトゥーロン
2017年〜現在:ヤマハ発動機
現在も現役選手として活躍されています。
五郎丸歩が代表落ちした理由

五郎丸歩選手は現在も現役で活躍しているにも関わらず、2019年のW杯日本代表メンバーには選ばれていません。
「代表落ちした」と思っている人も多いと思いますが、五郎丸選手は2015年のW杯終了後にすでに代表引退の意向を示していました。
日本代表メンバーに入っていない理由は、五郎丸選手本人の意向なのです。
2015年のW杯前、日本代表メンバーにはかなり過酷なトレーニングが課されており、五郎丸選手は当時のことを「死んでましたからね」と苦笑いで振り返っています。
年齢も30代に突入していますし、身体を壊してしまうことを懸念したのかもしれませんね。
五郎丸歩が代表でプレーしない理由はコーチ?

五郎丸歩選手が日本代表としてプレーしたがらない理由は、新コーチとの方向性が合わないというのも関係している可能性があります。
2016年9月より、ジェイミー・ジョセフさんが日本代表のヘッドコーチに就任しました。
コーチは、五郎丸選手のポジションであるFBには、走力に長けていてCTBやWTBもこなせる選手を求めています。
走ることを得意とせずFBオンリーで活躍している五郎丸選手は、コーチの目指す方向性と異なっているのです。
五郎丸選手は、自分自身のプレースタイルを崩してまで日本代表メンバーに入ることの執着はなかったのだと思います。
でも、日本代表メンバーとしては出場しないものの、日本開催W杯を盛り上げるべくPR活動に尽力されています。
2019年W杯で「第2の五郎丸」が誕生するのか注目ですね!

